1か月何も書いてないと死んだこと扱いされるので、書こう。
8月21日、恒例のゼロ泊3日東京旅行に行ってきた。
●哺乳類の化石@科博
開館時間が早いからと毎回行く科博。
今回は哺乳類の化石について。
科博はいつも分かりやすく、内容もしっかりしてて、それでいて流行に頼らない企画展をやるので大好きだ。
けど今回はあまり面白くなかった。
化石は嫌いではないが、恐竜の化石が好きなだけで、哺乳類は結構どうでもよかったらしい。
貴重なものも展示してあるのだが、なんかどうでもいい。
歯の欠片とかあっても全身が想像つかんし、想像図描いてくれても実感がない。
一番興味がわいたのは、何故歯の一部とかから全身骨格やら筋肉やらが分かってしまうのか。
恐竜と同じく想像なのだろうか、それでもごく一部から分かるのは凄い。
相変わらず子供はうるさかった。
シアター360は飽きずに行く。
今回は宇宙とマグロ。
子供は出て行けと思う。
だが子供の情操教育に美術は不可欠だ。
頼むから静かにしてくれ、そして揺らすな。
●指輪展@国立西洋
今まで見たことなかったし、他が展示替えやらだったので。
個人コレクションだが、結構いいものが揃っているようだ。
プロちゃうからよう分からんけど。
おばちゃんが多かった。
男はなんかオタクっぽい感じ。
平日やのに滅茶苦茶多かった。
正直ファッション美術館とのコラボは要らんかったと思う。
悪くはないと思うのだが、ファッション美術館が面白すぎ、そしてスペース取り過ぎ。
指輪本体がかなりのボリュームで見飽きるのでいい刺激にはなるのだが、それがトリなので強すぎる。
正味多すぎと混み過ぎでしんどかった。
●宇宙・常設展@東京現美
特別展。
出品してる作家はまあまあ悪くないのだが、正直宇宙探査機の模型とかロケットのイラストとかどうでもいい。
「宇宙芸術とは何か」について徹底的にやってくれるのはいいが、やってみたところあまり面白くなかった印象。
常設展。
常設の方が面白かった、これはいつもの東京現美からすると意外。
阪神大震災の年はもう20年前になるのかと、時間の流れを感じる。
うちらにとったら、311はあんまりどうでもよく、117こそが311なのだ。
その話は置いといて。
主要な現代美術の作家が出ていたので、いい目の保養になった。
やっぱり名和晃平は凄い、インパクトが違う、圧倒的すぎる。
何だかんだ言って、あの鹿は見た目も理論もしっかりしてるし、独創的。
なんかその隣にあった絵とか、つかみで負けるなと思うもん。
そう思うと、ガムもスルメも重要なのだが、後でも先でも美味しいのが本当の傑作だ。
●目@資生堂パーラー
好きな作家が入ってるユニットの展覧会があるとのことなので、行ってみた。
要するにタレルみたく、暗順応でなんたらかんたらする内容。
あとは”再現してみた”。
これも微妙やったな。
この好きな作家単品の方が良かった。
●オリエント工業ラブドール@ヴァニラ画廊
実は今回のメインディッシュ。
定休日が変わったので、戸惑う。
そして毎回迷子になる、どのビルか分からん。
清水真理の頭が常設展示になっていて嬉しかった。
やっぱり清水真理は可愛い。
混み過ぎ。
ダッチワイフなのに、若い女の子が一杯いる。
ていうか老若男女いすぎてビックリした。
女の子に限って、率先しておさわりコーナーに並んでたし。
こんなに並んでるヴァニラ画廊は初めて。
アングラ芸術のはずなのに何故。
楽しすぎて最早割愛。
取り敢えずバリ跡とかが気になるので、僕はビスクの方が好きだ。
完璧さが足りない。
勿論並んで触ってきた。
触感は気持ち悪い。
筋肉とか骨格の硬さに基づいたものではなく、結局は硬いゴムの塊に過ぎん。
結局は実際に使用するか鑑賞用なので触ることは少ないかもしれんから、別にいいんだけど。
寧ろ汚い手で触ったら汚れるし。
人工的な天使らしきものは作れるが、まだまだ量産するには至らないようだ。
まあそれがいいんだけど。
空いてる時にまた買い物しよう。
●池袋
サンシャイン水族館で毒展を見ようと思った。
昼の3時なのに、まさかの40分待ち。
水族館だということをすっかり忘れていた。
水族館はどこも、夏休みは超混雑するのだ。
ということでカット。
●だまし絵2@BUNKAMURA
一回目が好評だっただまし絵のアンコール。
今回の旅行では圧倒的に一番良かった。
古典のだまし絵に加え、現代美術も入った展覧会。
本物のヴァザルリを初めて見たかもしれない、オプアートは何回も見たことがあるんだが。
名和晃平のプリズムがあったが、あれは現美の方が見せ方がよかった。
色んな角度から見れる特性が失われている。
図録では体験できんし、トリックアートの解釈も広く、かなり面白かった。
神戸でもう一回行ってもいい。
●井上雄彦VSガウディ@森アーツ
コラボというものは両方からのアプローチがあってのこそ。
ガウディはとっくの昔に死んでいるので、厳密なコラボとは言いがたい。
寧ろ悪い言い方をすれば、”漫画にしてみた”程度でしかない。
ということで初めからそんなに期待してなかった。
やはり期待してない通り。
二次創作なんて下手に触ったから、期待できなかった。
井上の真筆のラストの一枚絵が見れただけでもいいか。
親鸞聖人のときもすんごい待たされたし、並ばんかっただけでもよしかな。
●ゴービトウィーンズ@森美
毎回恒例のデザート。
良くもなく悪くもなくかな。
毎回面白いだけに、どうしても期待度が高まってしまう。
盛りだくさんの内容だったので、一番よかったのがどれか覚えてない。
ボルタンスキーは子どもでもショッキングさが伝わるんだろうか、それでも見とくべき。
やっぱり子どもは美術館に行くべきだ。
分からんくてもいいから、遊びに行け。
影響され過ぎるのも困るが、何も知らんよりはマシ。
日本人こんなにアホなのかと思うほど、民度が問われるような大人が多すぎる。
一般教養とまではいわん、ただ常識だろ。
国際問題にも発展したことがあるんだから、日本はもっと美術教育に力を入れるべき。
そんな感じで記録は以上。
世田谷とか行きたかったけど、ルート的に遠かったり場所が分からんかったりで巡回した時に行く。
こういうとき京阪神共和国は便利だ。
8月21日、恒例のゼロ泊3日東京旅行に行ってきた。
●哺乳類の化石@科博
開館時間が早いからと毎回行く科博。
今回は哺乳類の化石について。
科博はいつも分かりやすく、内容もしっかりしてて、それでいて流行に頼らない企画展をやるので大好きだ。
けど今回はあまり面白くなかった。
化石は嫌いではないが、恐竜の化石が好きなだけで、哺乳類は結構どうでもよかったらしい。
貴重なものも展示してあるのだが、なんかどうでもいい。
歯の欠片とかあっても全身が想像つかんし、想像図描いてくれても実感がない。
一番興味がわいたのは、何故歯の一部とかから全身骨格やら筋肉やらが分かってしまうのか。
恐竜と同じく想像なのだろうか、それでもごく一部から分かるのは凄い。
相変わらず子供はうるさかった。
シアター360は飽きずに行く。
今回は宇宙とマグロ。
子供は出て行けと思う。
だが子供の情操教育に美術は不可欠だ。
頼むから静かにしてくれ、そして揺らすな。
●指輪展@国立西洋
今まで見たことなかったし、他が展示替えやらだったので。
個人コレクションだが、結構いいものが揃っているようだ。
プロちゃうからよう分からんけど。
おばちゃんが多かった。
男はなんかオタクっぽい感じ。
平日やのに滅茶苦茶多かった。
正直ファッション美術館とのコラボは要らんかったと思う。
悪くはないと思うのだが、ファッション美術館が面白すぎ、そしてスペース取り過ぎ。
指輪本体がかなりのボリュームで見飽きるのでいい刺激にはなるのだが、それがトリなので強すぎる。
正味多すぎと混み過ぎでしんどかった。
●宇宙・常設展@東京現美
特別展。
出品してる作家はまあまあ悪くないのだが、正直宇宙探査機の模型とかロケットのイラストとかどうでもいい。
「宇宙芸術とは何か」について徹底的にやってくれるのはいいが、やってみたところあまり面白くなかった印象。
常設展。
常設の方が面白かった、これはいつもの東京現美からすると意外。
阪神大震災の年はもう20年前になるのかと、時間の流れを感じる。
うちらにとったら、311はあんまりどうでもよく、117こそが311なのだ。
その話は置いといて。
主要な現代美術の作家が出ていたので、いい目の保養になった。
やっぱり名和晃平は凄い、インパクトが違う、圧倒的すぎる。
何だかんだ言って、あの鹿は見た目も理論もしっかりしてるし、独創的。
なんかその隣にあった絵とか、つかみで負けるなと思うもん。
そう思うと、ガムもスルメも重要なのだが、後でも先でも美味しいのが本当の傑作だ。
●目@資生堂パーラー
好きな作家が入ってるユニットの展覧会があるとのことなので、行ってみた。
要するにタレルみたく、暗順応でなんたらかんたらする内容。
あとは”再現してみた”。
これも微妙やったな。
この好きな作家単品の方が良かった。
●オリエント工業ラブドール@ヴァニラ画廊
実は今回のメインディッシュ。
定休日が変わったので、戸惑う。
そして毎回迷子になる、どのビルか分からん。
清水真理の頭が常設展示になっていて嬉しかった。
やっぱり清水真理は可愛い。
混み過ぎ。
ダッチワイフなのに、若い女の子が一杯いる。
ていうか老若男女いすぎてビックリした。
女の子に限って、率先しておさわりコーナーに並んでたし。
こんなに並んでるヴァニラ画廊は初めて。
アングラ芸術のはずなのに何故。
楽しすぎて最早割愛。
取り敢えずバリ跡とかが気になるので、僕はビスクの方が好きだ。
完璧さが足りない。
勿論並んで触ってきた。
触感は気持ち悪い。
筋肉とか骨格の硬さに基づいたものではなく、結局は硬いゴムの塊に過ぎん。
結局は実際に使用するか鑑賞用なので触ることは少ないかもしれんから、別にいいんだけど。
寧ろ汚い手で触ったら汚れるし。
人工的な天使らしきものは作れるが、まだまだ量産するには至らないようだ。
まあそれがいいんだけど。
空いてる時にまた買い物しよう。
●池袋
サンシャイン水族館で毒展を見ようと思った。
昼の3時なのに、まさかの40分待ち。
水族館だということをすっかり忘れていた。
水族館はどこも、夏休みは超混雑するのだ。
ということでカット。
●だまし絵2@BUNKAMURA
一回目が好評だっただまし絵のアンコール。
今回の旅行では圧倒的に一番良かった。
古典のだまし絵に加え、現代美術も入った展覧会。
本物のヴァザルリを初めて見たかもしれない、オプアートは何回も見たことがあるんだが。
名和晃平のプリズムがあったが、あれは現美の方が見せ方がよかった。
色んな角度から見れる特性が失われている。
図録では体験できんし、トリックアートの解釈も広く、かなり面白かった。
神戸でもう一回行ってもいい。
●井上雄彦VSガウディ@森アーツ
コラボというものは両方からのアプローチがあってのこそ。
ガウディはとっくの昔に死んでいるので、厳密なコラボとは言いがたい。
寧ろ悪い言い方をすれば、”漫画にしてみた”程度でしかない。
ということで初めからそんなに期待してなかった。
やはり期待してない通り。
二次創作なんて下手に触ったから、期待できなかった。
井上の真筆のラストの一枚絵が見れただけでもいいか。
親鸞聖人のときもすんごい待たされたし、並ばんかっただけでもよしかな。
●ゴービトウィーンズ@森美
毎回恒例のデザート。
良くもなく悪くもなくかな。
毎回面白いだけに、どうしても期待度が高まってしまう。
盛りだくさんの内容だったので、一番よかったのがどれか覚えてない。
ボルタンスキーは子どもでもショッキングさが伝わるんだろうか、それでも見とくべき。
やっぱり子どもは美術館に行くべきだ。
分からんくてもいいから、遊びに行け。
影響され過ぎるのも困るが、何も知らんよりはマシ。
日本人こんなにアホなのかと思うほど、民度が問われるような大人が多すぎる。
一般教養とまではいわん、ただ常識だろ。
国際問題にも発展したことがあるんだから、日本はもっと美術教育に力を入れるべき。
そんな感じで記録は以上。
世田谷とか行きたかったけど、ルート的に遠かったり場所が分からんかったりで巡回した時に行く。
こういうとき京阪神共和国は便利だ。